バラの見ごろはいつなのか、バラの種類による違いなど、バラを見て楽しむときのヒントです。
バラの見頃はいつ?
バラの見ごろは、関東から西日本は、5月~6月初めになります。
北陸や甲信越、東北は、6月に、北海道は、6月中旬~7月にバラが見ごろになります。
バラは見ごろになってから、約1~2週間が楽しめる時期です。
バラの開花はその年の気候によって変わることがあります。
一例ですが、神代植物公園の春バラの開花状況は、
2017年の咲き始めが5月6日、見ごろが5月20日。
2018年の咲き始めが4月24日、見ごろが5月5日。
2018年は2017年に比べて、2週間くらい早いバラの開花となっています。
年によって開花時期が異なることがあるんですね。
2018年は、全国的にバラの開花が早かった年です。
また、バラが見ごろになっても、その間に大雨が降ったり、強い風が吹いたりすると悲しいですけど、花が痛んだり、散ってしまうことがあります。
バラの種類によって咲く時期はいつ?
バラ園に植えられているバラの種類によってもバラの咲く時期が変わります。
花によっては、一度バラが開花した後に剪定を行い、約一か月後に2番花が咲いてきます。
一季咲きのバラ
春にだけ開花するバラで、原種のバラやオールドローズと呼ばれる古い品種の多くがこのタイプです。
春に一度だけしか咲きませんが、冬の間に休眠して蓄えたエネルギーを使って一気に咲くので、サイズも大きく、花数も多く、色も鮮やかです。
満開になると圧巻なボリュームがあります。
返り咲きのバラ
春と秋に開花するバラです。
その年の最初に咲く一番花のが咲いたあと見ごろが過ぎた後に剪定をすることで、その次に咲いていくるが二番花、三番花と続きます。
一番花と比べると二番花は小さく、花数も少なくなります。
四季咲きのバラ
15度の気温があれば咲き続けることができるバラです。
とはいっても、冬は寒すぎて一年中咲かせるのは難しいですね。
その年の最初に咲く一番花のが咲いたあと見ごろが過ぎた後に剪定をすることで、その次に咲いていくるが二番花、三番花と続きます。
千葉県にある京成バラ園は、約800品種の四季咲きのバラが植えられていて、園内の8割が夏にも咲きます。
2019年の例ですが、6月25日に訪れた方が「花は終わってますけど入りますか?」と聞かれたそうです。
そして、7月23日には夏バラが見ごろとなっていました。
剪定を行って約一か月後、バラが咲きだすのですね。
夏バラを楽しむ
夏バラ(二番花)は数が少ないですが、アジサイが咲きだすので、アジサイとともに楽しめるように植栽されているバラ園もありますよ。
秋バラを楽しむ
秋バラは1株あたりの花が少なくなり、ほとんどが四季咲きのバラなので、春に比べると花数が少ないのは否めません。
ただ、秋のバラは、日毎に少しずつ気温が下がるのと合わせてゆっくりと次々に咲くため、長期間花を楽しめます。そして、濃厚な色や香りを楽しめる傾向があります。
剪定の順番に咲くので満開という表現をしないところが多いです。
私は秋バラの咲くバラ園も好きです。
なんといっても、花の色が深いです。
秋は気温の低下や昼夜の寒暖差が大きくなるので、バラの蕾がゆっくり生長し、秋バラはより色濃くなります。
朝から夕方まで香りも長く続くので、香り豊かな花を楽しむことができます。
同じ赤でも、春は華やかな赤ですが、秋はぐっとシックな赤になります。
そして、見に来る人が少ないので、ゆっくり見ることができます。
写真を撮られる方は、秋の方がじっくり撮れますよ。
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